約 2,523,405 件
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カテゴリールール・記録掲載ルール 〈基本ルール〉 タイトル画面(ディアルガorパルキアの画面)でAを押した瞬間から計測開始。EDのおわり表示後の下画面にテロップが出た瞬間に計測終了。 バグ技禁止 乱数調整禁止 通信交換はゲーム内NPCのみ可 〈記録条件〉 動画として一般公開されているもの 配信サイトで第三者の確認ができる状態で配信されていたもの 信用に値するレベルの記録レポート 〈備考欄に記入する内容〉 Liveのサイト名 (可能ならアーカイブ) / 動画のPart 1 / 記録更新時のレポート (ブログなど) 主力ポケモン 記録一覧 ※条件を満たしている記録であれば、どんどん書き込んでください。 ※時間の関係で表が完成していない為、表作成にご協力お願いいたします。 走者名 タイム 達成日 使用ソフト 使用機種 備考 decsy 3 40 59 2021年1月16日 パール DS 動画, YouTube Live, ゴウカザル+パルキア イトタカ 3 52 26 2020年5月22日 パール DS 動画, ニコニコ生放送・YouTube Live, ゴウカザル+パルキア キバ 3 53 02 2019年4月9日 パール DS ニコニコ生放送, ゴウカザル (めざ悪orエスパーorドラゴン) +パルキア ばーれいぐ 3 59 43 2021年10月10日 パール DS 動画, ゴウカザル+パルキア キバ 4 00 43 2020年6月5日 ダイヤモンド DS せっかちゴウカザル ダカラ 4 08 38 2014年2月18日 パール ニコニコ生放送, ゴウカザル+パルキア もこさめ 4 14 05 2013年11月21日 パール ニコニコ生放送, ゴウカザル+パルキア ラビット 4 15 03 2021年10月31日 パール 3DS 動画, ゴウカザル+パルキア 怠け者 4 17 47 2007年2月23日 パール レポート, ゴウカザル+パルキア シノア 4 18 13 2021年3月30日 パール 3DS 動画, ゴウカザル+パルキア Omega Chad 4 23 31 2024年1月8日 ダイヤモンド 3DS 動画, ゴウカザル ラビット 4 46 46 2020年5月13日 ダイヤモンド 3DS 動画, YouTube Live, ゴウカザル+ディアルガ トワイライトロール 4 54 54 2021年11月4日 ダイヤモンド 3DS 動画, YouTube Live, ゴウカザル+ディアルガ ユークリッドV 4 58 11 2021年8月21日 パール New 3DS 動画, ゴウカザル+パルキア 灯理てこ 5 18 57 2021年5月4日 パール 3DS 動画, ゴウカザル+パルキア eimy 5 47 10 2014年8月18日 パール ニコニコ生放送, ゴウカザル+パルキア シータ 5 51 44 2018年8月25日 パール 3DS 動画, YouTube Live, ゴウカザル+パルキア ポケモンRTA カテゴリー一覧 (編集) 本編 世代 メイン マイナーチェンジ リメイク 第一世代 赤・緑・青 (Any% Glitchless (Classic) - Any% Glitchless - Any% Glitchless 2倍速 - Any% Glitchless 3倍速 - Any% Glitchless 4倍速) ピカチュウ (Any% Glitchless (Classic) - Any% Glitchless - Any% Glitchless 2倍速 - Any% Glitchless 3倍速 - Any% Glitchless 4倍速) 第二世代 金・銀 (Any% Glitchless ワタル撃破 - Any% Glitchless ワタル撃破 3倍速 - Any% Glitchless レッド撃破 - Any% Glitchless レッド撃破 3倍速) クリスタルバージョン (Any% Glitchless ワタル撃破 - Any% Glitchless ワタル撃破 3倍速 - Any% Glitchless レッド撃破 - Any% Glitchless レッド撃破 3倍速) 第三世代 ルビー・サファイア (Any% Glitchless - Any% Glitched - その他) エメラルド (Any% Glitchless - Any% Glitched - その他) ファイアレッド・リーフグリーン (Any% Glitchless - その他) 第四世代 ダイヤモンド・パール (Any% Glitchless - Any% Glitched - その他) プラチナ (Any% Glitchless - Any% Glitched - その他) ハートゴールド・ソウルシルバー (Any% Glitchless ワタル撃破 - Any% Glitchless レッド撃破 - Any% Glitched ワタル撃破 - Any% Glitched レッド撃破 - その他) 第五世代 ブラック・ホワイト (Any% - その他)ブラック2・ホワイト2 (Any% ノーマルモード - Any% チャレンジモード - その他) 第六世代 X・Y (Any%) オメガルビー・アルファサファイア (Any% - 強化四天王撃破 - エピソードデルタ) 第七世代 サン・ムーン (Any%) ウルトラサン・ウルトラムーン (Any%) Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ (Any% NMS 1P1C - Any% NMS 1P2C - Any%) 第八世代 ソード・シールド (Any% - Any% Ver. 1.2.0+ - Any% with DLC - その他)LEGENDS アルセウス (Any% - その他) ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール (Any% Glitchless - Any% Glitched - その他) 第九世代 スカーレット・バイオレット (Any% Glitchless - レジェンドルート - スターダスト★ストリート - チャンピオンロード - ゼロの秘宝 碧の仮面 - ゼロの秘宝) PMD 青の救助隊・赤の救助隊 (Any% (Unrestricted) - Any% QS, No WM - Any% No QS, No WM - Any% No QS, WM - その他)時の探検隊・闇の探検隊 (Any% No WM - Any% WM)空の探検隊 (Any% No WM - Any% WM - その他)すすめ! 炎の冒険団・いくぞ! 嵐の冒険団・めざせ! 光の冒険団 (Any% - Any% (Password))マグナゲートと∞迷宮 (Any% No WM - Any% WM)超 (Any% No WM - Any% WM - 100% No WM - 100% WM)救助隊DX (Any% No WM - Any% WM) 対戦系外伝 スタジアム (Complete Tournament Mode - L1-30 Division All Cups - L50-55 Divisoion)スタジアム2 (Gym Leader Castle Round 1 - Gym Leader Castle Round 2 - Complete Round 1 - Complete The Game)スタジアム金銀 (Gym Leader Castle Round 1 - Gym Leader Castle Round 2 - Complete The Game)コロシアム (Any% - スナッチ禁止 - 全スナッチ - 100%)XD (Any% - バトルディスク50種制覇)バトルレボリューション (Any% Round 1) レンジャー ポケモンレンジャー (Any% - 100%)バトナージ (Any% - 100%)光の軌跡 (Any% - 100% - All Rangerdex) スナップ ポケモンスナップ (Any% - 100%)New ポケモンスナップ (Any% - All Pokémon (1.X) - All Pokémon (2.X)) ポケカ ポケモンカードGB (Any% - All Cards)ポケモンカードGB2 (Any%)ポケモンカードゲームあそびかたDS (Any%) その他 ピカチュウげんきでちゅう (Any%)名探偵ピカチュウ (Any%)帰ってきた 名探偵ピカチュウ (Any%)複合RTA一覧
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石見の光で既出でした。 しかし2.3.4巡目の積み方は初出のため、一応残しておきます https //tinyurl.com/4vyt6ync エナメルDDの長所 3巡目TST→端開けRENが強い 弱いわけがない 3巡目にTSD、TSTと選択できる 4巡目のTSDが安定している エナメルDDの短所 妥協した場合が弱い I土台
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概要 プレイ人数 ゲームの勝利条件 内容 実際のプレイ方法 http //www7a.biglobe.ne.jp/~bluebear/MyBSW/MU_LIST/Diamant/Diamant.html
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ダイヤモンドダスト・クルセイダーズ ◆d4asqdtPw2 生命の意味。 少なくとも俺たちが生きとった世界では、そんな事で悩むやつなんざぁおらへんかった。 部活のレギュラー争い。 期末試験の範囲。 週末のデートのプラン。 俺の周りの『健全な学生サマ共』はそんなもんばっかで悩んどった。 俺や『アイツ』みたいな『不健全な高校生探偵』(アイツは途中から小学生になってもうたけどな)でさえ大差ないわ。 殺人現場に居合わせる度に、『誰が誰を殺した』かなんて事を、出来のええ頭をフル回転させて悩んどった。そんな毎日や。 だから少なくとも俺たちの世界では、生きることに意味なんかあらへん。 目の前に広がる無理難題をなんとかするので精一杯やった。 誰もが『生きること』それ自体に四苦八苦しとったんや。 それでも死にたいとか思っとるやつなんかは(少なくとも日常を生きる俺の視界には)おらへんかった。 生きていることは当たり前のこと。 みんなそう思いながら、人間サマの楽園である大都会を優雅に歩いとったって事や。 いや流石に、あり得へん数の死体をみてきた俺や『アイツ』はそうは思っとらんかったで。 特に『アイツ』は結構な危ない目に会うてきたらしいからのう。 せやかて、そんな俺たちでも『生きること』の意味なんざ考えへん。 そんなもんは逝ってもうた後でも考えられるからな。 閻魔はんに金棒を突きつけられながら問い詰められてから考えればええんや。 そう思っとった。 それが間違いだったとは言わへんで。 仕方のない事や。平和やったんやから。 しかし、今の俺はそれが許されない状況におる。 この生命の意味を考えんとあかんねや。 勿論、『人はなんで生きとるんやろ?』とかいう哲学はパスや。 そんなもんはモッサイ髭を生やしたジジイの暇つぶしに任したらええ。 俺の議題は『何で俺が残ったか』。 (殺人鬼であるものの)吉良はんと、(誤殺であるものの)三村はんを殺した俺。 タバサでなく、アミバはんでなく、ブラボーはんでなく、劉鳳はんでなく……工藤でもなく! ……なんで俺なんや? 無力な両手……血に染まった両手、こんな最悪な両手を持つ俺が……なんで残っとる? 『偶然殺されなかった』なんてそんな意味のない答えは求めとらん。 『神の意思なのだぁ~』とかそんなお花畑な答えも聞きとうない。 『結果』や。俺が欲しとるのはこの生命の『結果』や。 タバサが劉鳳はんを守ったように、ブラボーはんが劉鳳はんに希望を託したように、劉鳳はんがラオウを殺したように、アミバはんが吉良はんの正体を残してくれたように。 工藤が信念を貫いたように! 生命に意味を与えるための『結果』が必要なんや。 俺が奪ってもうた命に恥じないような『結果』を、この無力な俺が残さなあかんねん。 この俺に何が出来る? 少なくとも、無害な人を殺してもうたんやから、信念なんてもんを貫く資格はあらへん。 ならば、この殺し合いをぶっ壊すために何かせぇへんとあかん。 波紋もアルターも無い俺が、借り物のスタンドと借り物の武装錬金と借り物の銃で。 ……何が出来んねん。 村雨はんや覚悟はんが必死に戦っとる間に、部屋の隅っこでかがみはんらを守っとることくらいしかできんやろ。 もしかしたら、かがみはんの方が俺なんかよりも強かったりしてな。 ……それは流石にないとしてもや、俺なんかが戦ったって邪魔なだけや。 仲間たちの足を散々引っ張るだけ引っ張って、アッサリ死んでまうのがオチや。 つまるところ、俺は『何もしない』のが一番なんやなぁ。 それでええんか? ……ええわけないやろ。 じゃあどうしたらええんや? どうしたらええねん?! ……何で、何でこんなに役立たずやねん。 畜生……! ちっくしょう……! 「……とり! …………オ~イ服部ちゃーん?!」 鼓膜を大きく揺らしたのは、飄々とした声だった。 遠慮の無い声量に、鼓膜がキィィンと悲鳴を上げた。 首を傾け視界を右へとずらせば、ジョセフの大きな口が待ち構えていた。 「服部ちゅわ~ん? シカトですかぁ? そんなに冷たくされたら僕チン泣いちゃう!」 さて、うるさいのがいたのを忘れていた。 思考は中断。結論は後回しにしなければいけないらしい。 だが、殺し合いの緊迫感を盛大にブチ壊すような彼のこの軽さが今は少しだけ嬉しい。 これも彼なりのやさしさであるのだろう。 落ち込んでいる自分を見かねて、ワザとふざけてくれているのだろう。 「スマンな、ジョジョはん……」 「なんだよ服部~。……もしかして生理か?」 前言撤回。確実に天然だコレ。 なんと言うか……コイツは大物になりそうだ。 絶対に『隠者』になんかはならない。 大統領になって国をソッコーで滅ぼすのとかがお似合いだ。 「はぁ……取り合えず、独歩はんとこ戻ろかー……」 何にせよ、ここでボーとしているのは時間の無駄だ。 パピヨンに会いに行った連中も、そろそろ戻っているころだろう。 今は一刻も早く、合流しなければ……。 「それなんだけどよ~。……ちょっと俺の地図見てくれ。こいつをどう思う?」 ジョセフはゴソゴソと汚らしいデイパックに手を突っ込むと、中からグシャグシャの地図を取り出す。 「すごく……地図やな……」 「地図なのはいいからよォ~、このままじゃ独歩のところに辿り着けないんだよなァ~」 ジョセフが地図のE-2エリア、自分達の集合地点を指差した。 トントンとジョセフの人差し指が叩いた地点には、「9 00」の文字。 「あぁ……せやった。禁止エリアか……」 失念していた。集合場所がもうすぐ禁止エリアになるのであった。 主催者のささやかな嫌がらせだろうか。全くくだらない事をする。 とはいえ、まさか独歩も大人しく待っているわけにはいかないだろう。 参ったな、どこへ移動すればいいか検討もつかない。 適当な施設へ電話でも掛けてみるか……。 「おい……服部……」 俺が思案に暮れていると、ジョセフが多少震えた声を発しながら上着の袖を引っ張ってきた。 さっきまでの明るい声とは違い、まるで亡霊でも見たような声だな。 彼の視線を目で追う。俺のいた世界では、どこにでもある神社の風景だ。 照りつける太陽は昼に近づくにつれて、この地上へと熱を送り続ける。 石段の上を這い回る風が、大量の落ち葉を舞い上げる。 そして神社の入り口(俺らから見たら出口)に悠然と立つ鳥居。 その鳥居の下に佇む男が見える。 逆行が邪魔をしてよく見えない。 それでもなんとか目を凝らす。 銀色の髪。鋭い目つき。覚悟から聞いた通りの服装。 「そんな、アホな……」 死んだはずの男が立っている。こちらを見つめている。 太陽が一番元気な時間にも拘らず、そこには『亡霊』が平気な顔をして立っていた。 だが俺の目に映った彼は『亡霊』と言うより『鬼』、いや違う……『死神』。 そう、何故だか俺には赤木しげるが『死神』に見えて仕方が無かった。 ◆ ◆ ◆ 「ここを進んだ先に強化外骨格が眠っているはずだ」 「うおー……なんか緊張してきたでー……」 手のひらに滲む汗を拭いながら、社に続く石段を一歩一歩進んでいく。 この社に近づいたものの体調を狂わす、あの憎たらしい首輪の制限からは解放されたはずだ。 それにも関わらず、社から発せられる圧迫感が胸を締め付ける。 この禍々しさは、オーガのもつソレ以上か……。 そう、この先には、この殺し合いの全てを支配している強化外骨格がここに眠っているのだ。 あの後、つまり俺たちが赤木を発見した後の話をしよう。 ジョセフは一応赤木と面識があるらしかったが、それでも俺たちは赤木のことは殆ど知らなかった。 ちょっと前に覚悟から彼の名前と背格好を聞かされた程度。 放送で赤木の名前が呼ばれてからは、(ただでさえ少なかった)彼の情報は俺たちの記憶の隅の隅へと追いやられていた。 死んだ人間の背格好など不要な情報だ、と俺の脳が判断したのだろう。 だから始めのうちは、『あれ』が赤木しげるだとは信じられなかった。 放送の通り赤木は死亡していて、あそこにいるのは『別の誰か』だと疑っていたのだ。 俺たちが彼が赤木しげるだと信じることができたのは、彼が首輪をしていない事に気付いたから。 首輪がない事実は、『彼が生きているにも拘らず、放送で名前が呼ばれたこと』を裏付ける証拠となったのだ。 首輪の解除法は、俺たちがこの殺し合いが始まってからずっと求めてきたものの1つ。 嬉しくて思わず叫びだすところだったのだが、俺だってそこまで馬鹿じゃあない。 主催者が彼の生存に気付いていない。 そんな事実くらい、赤木の首輪がないことを確認してから1秒で把握した。 赤木は数時間前に覚悟たちとも会っているらしく、俺たちはすぐに神社へと引き返して情報交換をすることにした。 俺たちが赤木しげるから入手できた情報は少なくない。 『伊藤博士』なる人物からの手紙。そこに書かれていた首輪の情報。神社の社に眠るもの。 大首領を殺す作戦。エンリコ・プッチなる人物。他にも様々な情報。 つまり、赤木が先ほど覚悟たちとしていた筆談の内容を、そっくりそのまま伝えられたのだ。 粗方情報交換が終わると(とは言え俺たちが赤木に与えた情報は皆無と言っていいが)、赤木は意外な提案を持ちかけてきた。 強化外骨格の眠る社の探索。 なんでも、彼が大首領と接触した彼はその後、神社の社にワープさせられていたらしい。 そこに眠っていたのが、強化外骨格。 柊かがみから伝えられた通り、社にはこの殺し合いを支配する鎧が祭られているようだ。 そして赤木は『大首領を殺す方法』を確かなものにするために、社の中で確認したい事があるという。 そこで、俺たちに同行して欲しいと提案してきた。 社の中を見ておきたかった俺にとって、この提案は願っても無いものだった。 先ほど俺とジョセフが決行した、社への侵入作戦が失敗に終わっていた。 これからのプログラム脱出作戦を立てる上で、社へ進入することは必要不可欠であると言えるだろう。 赤木が社に近づいても俺たちのように体調不良を起こさないことから、この体調不良は首輪の制限であると考えられる。 幸い赤木には首輪を解除する技術と知識があり、この問題もなんなくパスできる事となる。 ただし、ここで赤木から1つだけ条件が提示される。 首輪を解除するのはどちらか1人だけ。 一度に2人も首輪を解除したら、つまり『死亡』したら主催者が怪しむのではないか、と赤木が考えたからだ。 それならば、俺とジョセフのどちらか片方がいきなり死んでも、それは充分怪しいと思うのだが。 俺たちの間には何の火種も無いのだから。 とは言え、柊かがみに社の中を確認してきてくれと頼まれている。 この提案は断れないだろう。 それに首輪も解除してくれるのならば、こちらとしても万々歳である。 次に『どちらの首輪を外すか』だが、これは大した問題にはならなかった。 ジョセフが社の探索を辞退したからだ。 『俺にはめんどくさいことはよく分かんねーからな』だそうだ。 そんな訳で、ジョセフを見張りとして残し、赤木と首輪を外した俺は例の社へと向かったのだった。 「これが……!」 「ああ。これが強化外骨格だ……!」 俺の目の前に佇んでいるコレが……全ての絶望の元凶。 少女を貫いた弾丸も、青年を潰した拳も、全てはコイツから始まったのだ。 今すぐにでも破壊してしまいたい。 溢れ出しそうな怒りを、すり減った理性で必死に押さえつける。 (なんや……引っかき傷か?) 憎き鎧の中央部やや左側(こちらから見て右側)に小さな傷があるのが確認できた。 外部からの何らかの攻撃によって付いた傷だろう、服部は確信していた。 なぜならば、社の外壁も巨大な刀で切りつけられたかのように、崩れていた。 あの方角から何らかの攻撃、衝撃波のような攻撃がこの社を襲ってきたと考えるのが自然だ。 そしてその衝撃波はこの社の外壁を破壊し、強化外骨格にまで綺麗に跡を残した。 人間で言えばちょうど心臓に位置する部分に、小さな切り傷。 まるで『そこに成仏の光を直撃させろ』と言わんばかりの目印。 隣のアカギも同じことを考えているのだろう。その目線はこの傷へと伸びていた。 誰かが残したんだ。この傷を。 もしかしたらこんな小さな傷、役になど立たないのかもしれない。 この傷は意図的に付けたものではなく、誰かの放った攻撃が偶々命中したのかも……無意識の産物だったのかもしれない。 それでも誰かがコレを残したのは事実だ。 誰かの想いが、制限と言う壁を越えてここに届いたのだ。 この傷は、脱出の証だ。 この鎧を、このプログラムを終わらせる為の傷だ。 忌まわしいこの、鎧を……! 「……ッ!」 俺の敵意に呼応するかのごとく、鎧の放つ禍々しさが色濃くなってくる。 そのオーラはブワリと充満し、木造の社を瞬く間に地獄の釜の中へと変えてしまう。 額から滲み出す汗はが服部の黒い肌を湿らせる。 震えが止まらない。 正直に言って、俺はコレに恐怖していた。 それと同時に、悔しかった。 一瞬で「コレには叶わない」と悟ってしまったことに。 分かっている。俺が無力な事くらい。 それでも、仲間の為に何かできる事を探したかった。 だけど、コレは、自分のような人間が立ち向かえる代物じゃない。 一言で表現するならば、『災害』。 大地震や津波のように、一人の人間ではどうする事もできない『災害』だ。 テレビの前で次々と死傷者が増加していくのを見ながら、爪を噛むことしかできない。 この悔しさは、そんな感情に似ている。 自分じゃどうする事もできない。 仲間の為にできる事なんか、存在していない。 俺はただ、見ていればいいのだ。 仲間がコイツを倒してくれるのを、ただ見ていればいいのだ。 仲間が血を流すのを、ただ傍観していればいいのだ。 邪魔にならないように、ひっそりと。 それが俺が唯一、仲間の為に出来る事だ。 それが、2人の人間を殺してまで生き残った俺のできること。 生きる意味。 俺なんかが戦うなんて事、しちゃいけない。 だって敵の抜け殻を前にしただけでこのザマなのだ。なんとも情けない。 隣の赤木は眉一つ動かさないで涼しい顔をしているというのに。 こいつは、少なくともこの男の精神は、人間じゃない。 俺のようなただの人間じゃないから、戦う資格があるのだろう。 ただ震えてるだけの惨めな俺とは、違う。 それでも、俺がコイツに憧れと言う感情を抱く事はなかった。 コイツのようになりたいとは、微塵も思わなかった。 「さて、服部平次よ。唐突で悪いが、貴様に頼みたい事がある……」 目の前の光景を、俺は信じられなかった。 赤木が笑った。笑ったのだ。この状況で、笑ったのだ……! 鎧が放つ狂気と同調するかのように。 「な、なんや……?」 「仲間の為に、死んで見る気はないか……?」 俺が最初にこの男を見たときに抱いた印象は『死神』だった。 その幻想は、今ハッキリと現実という形で俺に突きつけられている。 今なら、この男が地獄から来たと言われても信じてしまうだろう。 「なん……やと?」 「大首領を殺す作戦、貴様にも伝えたと思うのだが、この作戦には1つだけ欠陥がある。 『強化外骨格の中の死者たち』がこの作戦を知らない可能性がある。 そこで、必要になってくるのが……強化外骨格内部とのコンタクト……!」 「それで、俺にメッセンジャーとなれと……」 皆まで言われなくとも理解できた。出来てしまった。 確かにそうだ。強化外骨格の中の死者に協力を仰ぐのであれば、それを伝える人物は必要不可欠。 そして、その為には……誰かが死ぬしかないのだ。 「そういう事だ。話が早いな」 「……俺からアンタに聞きたい事が3つある。 まず、死者がこの作戦を知らない可能性、つまり死者が『俺たちを見ていない』可能性はどのくらいや」 死者が強化外骨格の中からこの会場での出来事を感じている可能性は高いのだ。 エレオノールの夢に出てきた死者たちが、この殺し合いでの彼女の行動を把握していたからだ。 自分達が死んだ後のことを死者たちが知っていた事実。 これが本当なら、死者たちがこの作戦を知っている可能性はほぼ100%……! ただ、その時エレオノールは他人の記憶を大量に取得していた上に、その精神は激しい不安定状態に陥っていた。 『彼女の夢の中で死者たちが言った事』に彼女の妄想が付け加えられている可能性も否定できない。 その可能性はどのくらいか……。俺が赤木に尋ねたのはそういうことだ。 「そうだな。先ほど神社で貴様に聞いた、エレオノールとか言う女の夢の話を考えると……。 死者たちがこの作戦を知らない確率は……およそ5%」 俺の見立てと全く同じ数値だ。 死者たちがこの殺し合いの会場を見ていない確率を、俺も5%程度と予測していた。 5%の確率で世界が滅ぶ。 5%……高い。高すぎる。 勿論、そんな事を言うのならば、俺たちが勇次郎やアーカードに皆殺しにされる確率のほうが遥かに高かった。 だが、それらは『立ち向かうしかない危険』なのだ。 勇次郎やアーカードを避けて脱出を成功させるなど、絶対に不可能であっただろう。 これはそれとは違う。不可避の危険ではない。 これは『俺が死ねば簡単に0%に出来る危険』なのだ。 『俺の命と比較しての5%』は、余りにも高すぎる。 「次の質問や、何で俺なんや? アンタはどないするつもりや?」 本音をブチ撒けてしまうと、この質問には殆ど意味はなかった。 おれ自身も、この質問の答えはなんとなく知っていた、感づいていたから。 だからこの質疑には、答え合わせ程度の価値しかない。 「貴様を選んだ理由は4つ。 『他者への信頼が厚い』、『自分が死ぬことの重要度を理解できる』、『無力である事』……そして……」 赤木の顔が少しだけ歪んだ。 笑ったのだろうか、よく分からないが、少しだけ歪んだのだ。 それに呼応するかのように周囲の空気も淀む。 「『人殺しである事』だ……!」 ほら、やっぱりそうか。 自分でも分かっていた。俺以上の適任者はいない。 そしてこれは、俺という『生命』の最後のチャンス……! 仲間の役に立てる最初で最後の機会なのだ。 自分の『生命』の意味を考えた矢先にやってきた死神……。 なんというタイミングなのだろうか……。 まるで俺は、このために生かされたと言わんばかりのタイミングだ。 実際にそうなのかもしれない。 この化物が集まった殺し合いの中で、俺なんかができる事なんか無いに等しい。 それならば、これが俺に与えられた唯一の役割なのだろう。最初からこの台本が用意されていたのだろう。 「……アンタは…………?」 「俺は肉体だ……!」 これも予想通り。 コイツは自分が死にたくないが為に俺を自殺させようってわけじゃあない。 コイツはコイツで役割があるのだ。 この男にしか出来ない、大首領との賭けに勝利したこの男にしか演じる事のできない役割だ。 コイツじゃないと、大首領は降りてこない可能性すらある。 コイツはここで死んじゃいけない人間(?)だ。 「……最後の質問や……他の奴らには、俺が死んだ事なんて説明すんねん?」 ジョセフや覚悟、村雨たちは俺の事を仲間だと思ってくれている……はず。 『必要なんで死んでもらいました』じゃあ納得などするはずもない。 恐らく赤木の信用は地に堕ち、赤木の発案したこの作戦自体が成り立たなくなるかもしれない。 「『全て貴様が考えた』事にする……! 『死者たちがこの作戦を知らない可能性』を貴様が俺に指摘し、『自殺する事』も貴様が思いついた。 俺は貴様の自殺を止めることが出来なかった。それだけだ……!」 全く。アフターケアも万全か……。 コイツは狂っている。狂っているが、冷静に先を見通している。 『首輪を外すのは、俺かジョセフのどちらか片方だけ』と提案された時点で気付くべきだった。 こいつの話には裏があるのだ、と。 おそらく、ジョセフがこの社へ同行するのを辞退するのも分かっていたのだろう。 首輪を外したのも、この社で俺と2人きりになるため。 誰も介入できない条件を造るためだ……! 「さて、どうする? 服部平次……!」 こいつ、断れないのを分かってて訊いてきやがる。 死ぬのはあくまで俺の意思。赤木が強要したわけではない。あくまで『自殺』なのだ。 「答えなんか……決まっとるやろ……。 死ぬ……しかないやんか……」 悩む事なんか許されない。 これは俺が役に立つ最後のチャンスだ。 このままズルズル生き延びて、仲間の邪魔になるくらいなら。 『世界が滅ぶ5%』を無くす為に死んだ方が遥かにマシだ。 「そうか、それならば、『そんなに死にたいならば仕方がない』……!」 明らかに棒読みなセリフを吐き出すと、懐からナイフを取り出した。 あんなに『俺の意思での死』に拘っていたのに、最後は自分の手で殺すのか……。 まぁ、その方がありがたい。自分で自分にナイフを突き立てるのは流石に勇気がいる。 赤木の掲げたナイフが、正確にこちらに狙いを定める。 これで、終わり。 俺の人生は、俺の命はこれで終わる。 「……ハハハ……ホンマにコレで終いかい……」 乾いた笑いしか出てこなかった。 こんな終わり方なのか……。 2人を殺し、仲間に思いを託された俺の最期が……コレか。 情けない。 こんな形でしか役に立てない事が、悔しい。 (弱いって罪なんやな……) 俺がもっと強かったら、結果は変わっていたはずだ。 覚悟や村雨のような力があれば、もっと違う死に方もあったのに。 死んだみんなに恥ずかしくないような死に方もできたのに! 「安心しろ、貴様の死は必ず役立たせる。 貴様の仲間にも、そう伝えておいてやる」 役に立つ……? そうか、俺は役に立ったのか。 こんな俺でも、脱出の役に立てたのか。 死んでいった仲間達のように……。 仲間達の……ように……? 彼らは……タバサは、ブラボーは、アミバは、劉鳳は……。 彼らの死に様は……。 工藤の死に様は! そうか、そうだったのか……。 今になって思い出したよ。 「スマン、ジョジョはん。俺はここまでや……」 ナイフが躊躇無く振り下ろされた。 小さなナイフなのだろうが、俺の目にはギロチンよりも大きく見える。 死神の鎌。まさにそんなイメージだ。 銀を呈した刃は、ザクリと俺の肌を肉を抉り切る。 飛び散った血が数滴だけ、汚い床に赤い斑点を作りだした。 ◆ ◆ ◆ 後編
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エナメルP&テトロスP作:「ねんどろ風モデル」 通称「エナメルモデル」「ちびモモ」 エナメルPさんがモデリング→テトロスPさんがPMD化したモデル。 一般公開されており、デフォ子、テトのUTAU三人娘や初音ミクなども同シリーズで公開されています。 エナメルPさんのモデル配布所 enamel toy box モデルを使用した動画 utauuuch・∀・ http //www.nicovideo.jp/watch/sm8811843 【桃音モモ】 越冬つばめ 【ねんどろいど】 http //www.nicovideo.jp/watch/sm10258449 .
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通称「DD」 35歳だが10年間冷凍され肉体が老いていないので外見は25歳当時のままである。身長170cm。 生まれつき氷の魔力を持つ。幼少時はこの魔力を自身で制御できず「悪魔の子」として恐れられた。 弱冠18歳、史上最年少にして龍皇大武祭で優勝。その賞金で船団を作って世界の海を股に駆けて貿易事業を開始した。 誰もが知り憧れた、常に時代の最先端を駆け続けた女性。 性格は子供っぽくて明るい面と冷静で思慮深い面が複雑に同居している。 右目に自身の魔力の「核」があり、普段はこの目を閉ざす事で力を抑えている。 全力を出すと周囲を氷の魔力で覆い、吹雪が起きる。 自身の両手に氷で作った爪を装着し、猛吹雪と共に相手が息絶えるまでその爪で刻み続ける「ノーザンタイガー」が必殺技。 10年前、DDの指揮する船団が航海の最中に大嵐に巻き込まれ、シードラゴン島へと流れ着いた。 正しくは彼女には「結界破り」の特性があり、シードラゴン島に張られていた嵐の結界をその時に破ってしまった。 彼女は、島の周りに数多く見られたシードラゴン(海藻に擬態するタツノオトシゴに似た魚)より、この島をシードラゴン島と名付けた。 彼女が築いた島の探索の拠点が、現在のアンカーの町へと発展した。 そのためアンカーの港には、彼女の銅像がある。 10年前のある日、数名の仲間を伴って探索へ出たDDはそれっきり消息を絶ったが、それは魔人ペルゼムスに魅入られ、囚われの身となったためだった。 ウィリムによって救出され、魔人ペルゼムスを倒し、自由の身となった。 ウィリアムが無意識に「誰かの為に自分の命を投げ出す」事で「自分が奪ってきた命に帳尻を合わせ」ようとしていることに気づいており、そんな事をしても何一つ贖われる罪は無く、悲しむ人を出すだけであることをウィリアムにわからせる事が使命だと思っている。 尚ベルゼムスの水晶は時の流れを止めるため、現在の彼女は10年前と同じ姿をしている。
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(光水) (コスト4) 呪文 ■このターン、相手プレイヤーを攻撃することができない効果をすべて無視される。 ■このターン、相手プレイヤーは攻撃先を変更できない。 評価 選択肢 投票 壊れ (0) 即戦力 (0) 優秀 (0) 微妙 (0) コメント 名前 コメント
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ダイア(Diamond、金剛石)とは、結晶構造を持つ炭素の同素体の一つであり、天然で最も硬い物質である。結晶構造は多くが8面体で、12面体や6面体もある。宝石や研磨剤として利用されている。ダイヤモンドの結晶の原子に不対電子が存在しないため、電気を通さない。 地球内部の非常に高温高圧な環境で生成されるダイヤモンドは定まった形で産出されず、また、角ばっているわけではないが、そのカットされた宝飾品の形から、菱形、トランプの絵柄(スート)、野球の内野、記号(◇)を指してダイヤモンドとも言われている。 ダイヤモンドという名前は、ギリシア語の adamas (征服できない、懐かない)に由来する。イタリア語・スペイン語では diamante (ディヤマンテ)、フランス語では diamant (ディヤマン)、ポーランド語では diament (ディヤメント)という。ロシア語では Template lang (ヂヤマーント)というよりは Template lang (アルマース)という方が普通であるが、これは特に磨かれていないダイヤモンド原石のことを指す場合がある。磨かれたものについては Template lang (ブリリヤーント)で総称されるのが普通。 4月の誕生石である。石言葉は「永遠の絆・純潔」。 産出量 right|250px|thumb|ロシア連邦[[サハ共和国ウダチナヤ鉱山]] ダイヤモンドはマントル起源の火成岩であるキンバーライトに含まれる。キンバーライトの貫入とともにマントルにおける高温・高圧状態の炭素(ダイヤモンド)が地表近くまで一気に移動することでグラファイトへの相変化を起こさなかったと考えられている。このため、ダイヤモンドの産出地はキンバーライトの認められる地域、すなわち安定陸塊に偏っている。2004年時点の総産出量は15600万カラット(以下、USGS Minerals Yearbook 2004)であった。国別の生産量(単位カラット)を以下に示す。 ロシア 3560万 ボツワナ 3110万 コンゴ民主共和国 2800万 オーストラリア 2062万 南アフリカ共和国 1445万 カナダ 1262万 アンゴラ 600万 ナミビア 200万 中華人民共和国 121万 ガーナ 100万 上位6カ国、すなわちロシア (22.8%)、ボツワナ (19.9%)、コンゴ民主共和国 (18.0%)、オーストラリア (13.2%)、南アフリカ共和国 (9.3%)、カナダ (8.1%) だけで、世界シェアの90%を占める。 ダイヤモンドの母岩であるキンバーライトは古い地質構造が保存されている場所にしか存在せず、地質構造の新しい日本においてダイヤモンドは産出されないというのが定説とされてきた。しかし近年、1マイクロメートル程度の極めて微小な結晶が愛媛県四国中央市産出のカンラン石から発見された。Asahi.com 見えないほど小さくても… 日本初の天然ダイヤモンド 性質 屈折 ダイヤモンドの屈折率は2.42と高く、外部からダイヤモンドに入った光は内部全反射して外に出て行く。この光は シンチレーション - チカチカとした輝き、表面反射によるもの。 ブリリアンシー - 白く強いきらめき、ダイヤモンド内部に入った光が全反射して戻ったもの。 ディスパーション - 虹色の輝き、ダイヤモンド内部に入った光が内部で反射を繰り返し、プリズム効果によって虹色となったもの。 の3種類の輝きとなってあらわれ、それらの相乗効果によって美しく見える。 硬度・靭性・安定性 ダイヤモンドの硬さは古くからよく知られ、工業的にも研磨や切削など多くの用途に利用されている。 ダイヤモンドは最高のモース硬度(摩擦やひっかき傷に対する強さ)10、ヌープ硬度でも飛び抜けて硬いことが知られている。理論的には、ダイヤモンドの炭素原子が一部窒素原子に置換された立方晶窒化炭素はダイヤモンド以上の硬度を持つ可能性があると予測されている藤原修三・古賀義紀 「ダイヤモンドの硬さを凌ぐか-立方晶窒化炭素の世界初の合成-」(工業技術院物質工学工業技術研究所)。 宝石の耐久性の表し方は他にも靭性という割れや欠けに対する抵抗力などがある。靭性は水晶と同じ7.5であり、ルビーやサファイアの8よりも低い。よくダイヤモンドは耐衝撃性に優れているような印象があるが、鉱物としては靭性は大きくないので瞬時に与えられる力に対しては弱く、かなづちで上から叩けば粉々に割れてしまう。 安定性は薬品や光線などによる変化に対する強さ。ダイヤモンドは硫酸や塩酸などにも変化せず、日光に長年さらされても変化はおきない。 硬い理由 ダイヤモンドの硬さは、炭素原子同士が作る共有結合に由来する。ダイヤモンドでは1つの炭素が正四面体の中心にあるとすると、最近接の炭素原子はその四面体の頂点上に存在し、それそれが sp3 混成軌道によって結合しており、幾何的に理想的な角度であるため全く歪みが無い。その結合長は1.54Åである。この結晶構造を持つダイヤを立方晶ダイヤとよぶ。一方で、炭素の同素体であるグラファイト(石墨)は、層状の六方晶構造で、層内の炭素同士の結合は sp2 混成軌道を形成している。この層内では共有結合を有し結合力は比較的強いが、層間はファンデルワールス結合であるため弱い。六方晶の構造を持つダイヤも存在するが、不安定で地球上には隕石痕など非常に限られた場所でしかみつかっておらず、0.1 mm を超える大きさの単結晶は存在しない。よってその性質はまだ分かっていないことも多い。 劈開性 ダイヤモンドには一定の面に沿って割れやすい性質(へき開性)がある(4方向に完全)。ダイヤモンドは、普通の物質や道具では傷つけられないと思われているが、決して無敵の鉱物ではない。「結晶方向に対する角度を考慮し、瞬間的に大きな力を加える」、「燃焼などの化学反応を人為的に促進する」などの方法で壊すことができる。 熱伝導 ダイヤモンドは熱伝導性が非常に高い。これは原子の熱振動が伝わりやすいことによる。触ると冷たく感じるのはこのためである。ダイヤモンドテスターはこの性質を利用して考案され、ダイヤモンドの類似石から識別できる道具だが、合成モアッサナイトだけは識別できない。 CVD人工ダイヤモンドの薄板を手で持って氷を切るとすぱすぱと切れる。それほどダイヤモンドが熱伝導性に優れるという ref name = ダイヤモンドの科学 / 。 伝導率 バンドギャップは室温で5.47eVであり、真性半導体として絶縁体だが、不純物を添加することによる不純物半導体化の試みがなされ、ホウ素添加によりp形、リン添加によりn形が得られている。その物性により、現在よりもはるかに高周波・高出力で動作する半導体素子や、バンドギャップを反映した深紫外線LEDが実現できるのではないかと期待されてきた。現在、自由励起子による波長235nmの発光がダイヤモンドpn接合LEDにより、物質材料機構と産業技術総合研究所から報告されている。バンドギャップの温度依存性については報告があるが、半経験則による計算式で用いられているデバイ温度については、負の値があてがわれたり、式自体を意味のあるデバイ温度を用いるために修正したりして報告されており、未解決になっている。 p形半導体ダイヤモンドでは、ホウ素添加濃度が1021cm-3以上で極低温で超伝導となることが報告され、半導体による超伝導現象として現在盛んに研究されている。また、1019cm-3以上では電気伝導がバンド伝導からホッピング伝導、そして濃度の上昇とともに活性化エネルギーがほとんどない金属的伝導になることが知られている。この不純物濃度と不純物準位との相関についても、不純物バンドやモットの金属・非金属転移と絡めて研究が進んでいる。このような半導体としての基礎的な議論が可能となってきた現在のダイヤモンドの半導体としての品質はシリコンと互角であると言えるが、制御性は今後の研究開発がさらに必要である。 親油性 ダイヤモンドは油になじみやすい性質があり、この性質を利用してダイヤモンド原石とそうでないものを分ける作業もある。ジュエリーとして身に着けているうちに皮脂などの汚れがつくと、油の膜によって光がダイヤモンド内部に入らなくなり輝きが鈍くなる。中性洗剤や洗顔料などで洗うと油が取れて輝きが戻る。逆に水には全くなじまず、はじいてしまう ref name = ダイヤモンドの科学 / 。 カラーダイヤモンド ダイヤモンドは無色透明のものよりも、黄色みを帯びたものや褐色の場合が多い。結晶構造の歪みや、窒素(N)、ホウ素(B)などの元素によって着色する場合もある。無色透明のものほど価値が高く、黄色や茶色など色のついたものは価値が落ちるとされるが、ブルーやピンク、グリーンなどは稀少であり、無色のものよりも高価で取引される。また、低級とされるイエロー・ダイヤモンドでも、綺麗な黄色(カナリー・イエローと呼ばれる物など)であれば価値が高い。20世紀末頃から、内包するグラファイトなどにより黒色不透明となったブラック・ダイヤモンド(ボルツ・ダイヤモンドとも呼ばれる)がアクセサリーとして評価され、高級宝飾店ティファニーなどの宝飾品に使用されている。 放射線処理により青や黒い色をつけた処理石も多い。最近ではアップルグリーン色のダイヤもあるがこれも高温高圧によって着色された処理石である。また、無色の(目立った色のない)ダイヤモンドに別の物質を蒸着することでコーティング処理した、安価な処理石もある。 宝飾としてのダイヤモンド 4C ダイヤモンドの品質を知るための指標としてGIA(アメリカ宝石学協会)が考案したもの。色(カラー)、透明度(クラリティ)、カラット(重さ)、カット(研磨)によって品質を評価する。ラウンドブリリアントカット(58面体)に対してカット評価がされるので、他のカットの場合、カットの種類しか鑑定書に記載されない。 メレダイヤモンド 0.1カラット以下の小粒なダイヤモンド。宝飾品においては中石を引き立てるために周囲に散りばめられるなどの利用をされる。 有名なダイヤモンド 「カリナン」は1905年に南アフリカで発見され、カット前の原石は3106カラットもあり、これをカットすることで合計1063カラットの105個の宝石が得られた。これらは当時のイギリス国王であるエドワード7世に献上されている。105個のなかでも「ザ・グレート・スター・オブ・アフリカ(偉大なアフリカの星)」は530.20カラットで、カットされたダイヤモンドとしては長らく世界最大の大きさを誇っていた。「ザ・グレート・スター・オブ・アフリカ」はロンドン塔内に展示されており、見学することができる。 現在、世界最大の研磨済みダイヤモンドは、「ザ・ゴールデン・ジュビリー」である。この石は545.67カラットあり、プミポン国王の治世50周年を記念して1997年にタイ王室に献上された。 模造ダイヤモンド 宝飾用のダイヤモンドの代用品(イミテーション)としては、ジルコニア(二酸化ジルコニウムの結晶)やガラスが用いられる。ダイヤモンドと模造ダイヤモンドの見分け方として、油性ペンで結晶の上に線を書くというものがある。ダイヤモンドは親油性の物体であり、油脂を弾かない。一方、ジルコニアなどの模造ダイヤモンドは油を弾く性質を持っている。したがって、油性フェルトペンの筆跡が残らなければ偽物だと見分けることができる。 その他の方法としてはラインテストがある。 黒い線の上にダイヤモンドをテーブル面を下にして乗せると、下の黒い線は見えないが、キュービックジルコニアでは下の黒い線が透けて見える。 人工ダイヤモンド 19世紀末のアンリ・モアッサンの実験など、ダイヤモンドを人工的に作ることは古くから試みられてきたが、実際に成功したのは20世紀後半になってからのことである。1955年3月に米国のゼネラルエレクトリック社(現ダイヤモンド・イノベーションズ社)が高温高圧合成により人類初のダイヤモンド合成に成功したことを発表した。上述の発表後に、スウェーデンのASEA社がゼネラル・エレクトリック社よりも数年前にダイヤモンド合成に成功していたという発表がされた。ASEA社では宝飾用ダイヤモンドの合成を狙っていたため、ダイヤモンドの小さな粒子が合成されていたことに気づいていなかった。現在では、ダイヤモンドを人工的に作成する方法は複数が存在する。従来通り炭素に 1,200–2,400 ℃、55,000–100,000 気圧をかける高温高圧法 (High Pressure High Temperature, HPHT。静的高温高圧法と動的高圧高温法とがある)や、それに対して大気圧近傍で合成が可能な化学気相成長法 (Chemical Vapor Deposition, CVD。熱CVD法、プラズマCVD法、光CVD法、燃焼炎法などがある)によりプラズマ状にしたガス(例えば、メタンと水素を混合させたもの、その他にメタン-酸素やアセチレン-酸素などがある)から結晶を基板上で成長させる方法などが知られている。難波義捷「日本におけるダイヤモンド状薄膜の開発経過」 人工ダイヤモンドは上述の静的高温高圧法においては鉄、ニッケル、マンガン、コバルトなどの金属(これらは触媒として合成時に用いられる)や窒素などの不純物の混入などで黄、緑、黒やこれらの混合した色等の結晶として生成されるのが一般的で、宝飾用途には利用されず、主に工業用ダイヤモンドとして研磨や切削加工(ルータービットやヤスリ、ガラス切り)に利用されている。 しかしながら、宝飾品レベルのダイヤモンドは人工的に合成可能で、技術的な面では何も問題は無い。これが普及しないのは、供給側(鉱山会社)の圧力があるためであるとされている。一方、人工ダイヤモンドと天然ダイヤモンドを区別する様々な評価方法の開発・改良が進められている。特に、カラーダイヤモンド(上述)は現在様々な方法で作製可能であるが、その鑑定書を作成する公的機関では、決められた手順に沿って評価され、その過程で天然・人工の区別も行われている。評価方法は、目視・顕微鏡観察から、赤外線および紫外線の吸収・反射・透過による測定、レーザによるフォトルミネッセンス、ラマン分光法、電気伝導度測定などあらゆる角度で進められる。 CVD法によって0.1μm-10μm/hourという低速度での人工ダイヤモンド合成が1990年代に行なわれていたが、1999年頃に米カーネギー研究所が開発した、窒素を加える方法で150μm/hourの速度になってからは、ボストンのアポロ社で宝飾用のダイヤモンドを製造して販売している。紫外線によるオレンジ色の発光や、レーザーを使用したフォトルミネッセンスによるCVD独特の吸収線、カソードルミネッセンスにおける成長模様などによってCVDと天然ダイヤモンドの違いが検出できるようになってきている ref name = ダイヤモンドの科学 / 。 工業用途 上述の高温高圧合成などによって合成された工業用ダイヤモンドはもはや高価な材料ではない。工業用ダイヤモンドにも多種あるが、金の10分の1程度の価格で取引されているものが多い。ダイヤモンドを工業用途として使用する最大の特徴はその硬さである。工業用ダイヤモンドや宝飾用途に適さない色の天然の結晶を用いることで、電子材料、超硬合金、セラミック・アルミニウム系合金・ガラスなどの高硬度材料・難削材料の研削(ダイヤモンドカッター)・研磨をはじめとして、切削用バイト、木材加工などオールラウンドな加工が可能である。 工業用ダイヤモンドには用途により、数ナノメートルから数ミリメートルまでの粒径、形状、破砕性、表面状態などによる多くの品種がある。また、前述のバイトは超硬合金を基板にダイヤモンドをコバルトなどと共に焼結することによって得られるダイヤモンド焼結体を指すこともある。しかしながら、ダイヤモンドは高温下で鉄 (Fe)、コバルト (Co)、ニッケル (Ni) と容易に化学反応を起こす、などの性質のために、鋼など鉄基合金や耐熱合金の切削には適さない。ダイヤモンドが使用できない分野では、代わりに立方晶窒化ホウ素 (cubic Boron Nitride, cBN) の焼結体(「ボラゾン™」)を用いる。 プラズマCVDなどの気相合成法によりダイヤモンドのコーティングは可能であり、一部のドリルなどでは既に実用化されている。 半導体 大部分のダイヤモンドは不導体であるが、ホウ素が微量含まれたIIb型のダイヤモンド結晶はP型半導体の特性を持ち、燐が微量含まれるとN型半導体となる。これらを使用したMES(金属-半導体結合)型やMIS(金属-半導体の間に絶縁体を挟む結合)型のFET(電界効果トランジスタ)半導体素子が研究されている。 窒化ケイ素の基板上に微量ホウ素を含むP型半導体のダイヤモンドを作ると、-70~600℃の広い温度範囲に対して直線的に抵抗値が変化する高精度の温度センサーができる。これは圧力センサーとしての利用も検討されている ref name = ダイヤモンドの科学 松原聡著 BLUE BACKS 『ダイヤモンドの科学』 2006年5月20日第1版発行 ISBN 4-06-257517-5。 ダイヤモンド・アンビルセル ダイヤモンド・アンビルセル (diamond anvil cell, DAC) は、天然または人工合成のダイヤモンドを使って超高圧を実現するための機械。小さなダイヤモンドを2つ用意し、その間に試料を挟み込んで圧縮する。小型(手のひらサイズ)で透明(リアルタイムで光学的な観測が可能)であり、サブテラパスカル(数百万気圧、数百GPa)までの加圧が可能である。鉱物学や物性物理学などで用いられる。一方、ダイヤモンドそのものが大型化できないので、試料は大変小さなものにしなければならない。ダイヤモンド以外に、サファイヤ、炭化ケイ素を使ったアンビルセルもあるが、加圧できる圧力はダイヤモンドよりも劣る。なお、アンビルとは金床のことである。 比喩 ダイヤモンドは、貴重なもの・高価なもの・お金になるものの比喩としてよく使われる。また、色を冠して特定の商品を表すこともある。 黒いダイヤ - 石炭、トリュフ、オオクワガタ 赤いダイヤ - アズキ 白いダイヤ - シラスウナギ(ウナギの稚魚)、吉野葛(本葛) 黄色いダイヤ - 数の子、硫黄 目次 トップページ アクセサリー スタイル アクセサリー ジュエリー リング 指輪 ピアス イヤリング ネックレス ペンダント ブレスレット ブローチ メンズジュエリー 誕生石 ペアリング 婚約指輪 結婚指輪 マリッジリング エンゲージリング ピンキーリング ダイヤモンド ダイアモンド ダイヤ ダイア ジルコニア キュービックジルコニア シルバー ゴールド ホワイトゴールド ピンクゴールド プラチナ 加藤夏希 平山あや 外部ウィキ アクセサリー ジュエリー リング 指輪 イヤリング ピアス ネックレス ペンダント ブレスレット ブローチ 誕生石 ペアリング 婚約指輪 結婚指輪 マリッジリング エンゲージリング ピンキーリング ダイヤモンド ダイアモンド ダイヤ ダイア ジルコニア キュービックジルコニア シルバー ゴールド ホワイトゴールド ピンクゴールド プラチナ 加藤夏希 平山あや アクセサリー通販ショップ ダイヤモンドのリング・ピアス・ペンダント・ネックレスなら、セール価格のジュエリー通販ショップ 「アクセサリースタイル」 リング 指輪 イヤリング ピアス ペンダント ネックレス ダイヤモンド 誕生石 メンズジュエリー 加藤夏希 me. 平山あや with me. メンズジュエリー L&Co 婚約指輪 結婚指輪 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シリーズ 夫泣かせシリーズ 価値 100 重さ 5 オリマーメモ そう言えば先日、娘に宝石をねだられてびっくりした。もうオシャレを意識する歳になったのか。女の子は成長が早いというが、驚かされてばかりだ。 セールストーク うっとりながめるだけで彼女の気分は銀河クイーン。彼氏の気分はローンキング。大宇宙の王者にふさわしい、究極巨大なダイアモンド。 入手場所 まどいの水源クモの根城 地下5階